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「新しいチカラに期待しています。」

私たち、アイネットは人と人を結んで運営させて頂く会社です。不動産とは人と人が在って初めて成り立つ事業と弊社は考えています。

弊社が創業以来大切にしてきたことは、プロとして、お客様一人一人に最善の提案を行い、ご満足頂くこと。 この「ご満足」に向き合い、真面目に取り組んでいく事が、お客様と信頼関係を築いていく為に何よりも重要な事だと考えております。

社員一人一人が努力を楽しめる会社づくりを心掛けると共に、「お客様のご満足」という目的を達成する為には、会社としてどうすればよいかを常に考え、スタッフ一同取り組んでいます。

アイネットでは、賃貸・売買・管理・企画開発・建築など不動産に関わる様々な事に取り組んでおり、これからもチャレンジしていきます。

エリアの方々に「なくてはならない不動産業者」と言われる地域No.1企業を目指し、実現します。
一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。

株式会社アイネット
代表取締役　德田 泰寛

バンド活動に明け暮れた高校時代

高校1年生のときに、友人たちとバンドを組み、ロックンロールを中心に、様々なグループの音楽を仲間と奏でた。 練習場所は、徳田家の倉庫。放課後や休日は、仲間たちが楽器をもって集まってきた。 少し慣れてくると、ほかのグループと合同でセッションをして楽しんだという。 バンド活動は、社会人になったあとも20代半ばまで続けた。
こうして、大勢の友人に囲まれた故郷での思い出を胸に、德田は高校卒業後、福岡にある建築デザインの専門学校に入学したのである。

不動産業界との出会い

ところが、専門学校で学び始めてしばらくしたころ、父が病気を患ってしまう。
長男としての責務を感じ「実家を継がなければ」と思った德田は壱岐島に帰り、就職活動を開始。 農業組合の求人に応募したものの、当時は30名ほどがたった一枠に殺到した。 だが、その中でただ一人合格を勝ち取り、無事に内定を得たのである。

しかし、建築関係の仕事への想いは断ち切れなかった。 しばらく農協で働いていたが、父が回復したのをきっかけに、再び福岡へ。 建築の仕事に従事すべく就職先を探したのだった。
その後、念願が叶ってある不動産会社の建築部門に入社が決まったものの、配属先は不動産営業部。
入社翌日から実戦に駆り出されることとなる。 そしてそれが、今日に至るまで続く「不動産の道」への第一歩だったのである。

「お客様のための仕事をしたい」との一心で決意した起業

その後、一部上場の不動産会社への転職や、建設業への従事など、様々な経験を経た德田。
特に賃貸営業で頭角を現し、25歳のとき、以前の職場の先輩に誘われ、その先輩が社長を務める不動産会社に取締役として転職。
そこから7年ほど会社の経営に携わることになるのだが、事業が拡大し、会社規模が大きくなるにつれて、より「お客様目線」での仕事をしたいという思いが強くなっていった。

自分の考える「お客様の笑顔のための不動産営業」を貫くには、起業するしかない。 そう思った德田は、独立を決意したのである。

最初は德田と、アルバイトとして前職の後輩が一人という、たった二人体制でスタートしたアイネット。
資金繰りにはかなり苦労をしたが、1年が経つころになると、徐々に友人たちや、過去の顧客が店舗に足を運んでくれるようになり、集客が増えていった。
だが、その後に思わぬ試練が待ち受けているとは、このときはまだ、予想さえしていなかったのである。

六本松店存続の危機

まさかの事態が訪れる。
ちょうど世間ではリーマン・ショックで経済が急激に落ち込んでいた時期だった。
幸い、アイネットには全くといっていいほど影響がなかったものの、別のところで店舗存続の危機に瀕していたのだ。

その年は、六本松店の売り上げのみ落ち込んでいた。
自らの采配を見つめなおしてほしいとの想いから、店長に対して降格を言い渡したのだが、店長は「それならば、会社を辞めさせていただきます」と言い残し退職。
しかも、およそ1店舗分のスタッフほとんどを連れて去っていってしまったのだ。 残ったのは社員ただ一人のみだった。

人員がいなくなったからといって、それまで抱えていた案件を手放すわけにはいかない。
なんとか業務を回そうと、残留してくれた社員と、他のスタッフとで必死になって仕事をカバーしていった。 德田も、急ぎ求人をかけて人を集めたほか、自らも営業に回り、やりくりをしたという。 こうして、全社一丸となって、六本松店の危機を乗り越えることができたのだった。

社員が長く働ける職場

2008年(平成20年)には博多店がオープンし、会社の基盤が整い、事業は軌道に乗っていった。
現在は従業員も30名ほどと、徐々に規模も拡大していったが、この会社を設立した当時の願いは、今も変わっていない。
「『お客様を絶対に裏切らない』という想いは同じです。 そのためには、スタッフの力が必要。スタッフが長く、年を経るほどに豊かになっていく形をつくりたい」。

社員一人ひとりのキャリアプランに幅を持たせたいと、德田は考えている。
賃貸営業の後に、管理や売買に携われるよう、事業を拡大。
ほかにも建設会社を近年スタートしたばかりで、社員が長く活躍できる舞台が整えられつつあるのだ。

責任と思いやりを持って仕事と向き合う

アイネットの社員たちの誠実さは、お客様からも高い評価を得ている。
会社が存続し成長できるのも、そうしたスタッフの尽力にほかならないと、德田はいう。

「本当にみんな、真面目に頑張ってくれている。 お客様からはお礼を言われることはあっても、社員の悪い話を聞いたことがありません。 関わったお客様に対して責任を持って対応してくれるのが、とてもありがたいことです。」

新型コロナウイルスの流行で不安定な世の中にあっても、社員は自ら考え、行動をしてくれている。
対面での来客が減ることを見越し、自発的にテレビ電話等での接客環境を整備した若いスタッフもいるのだ。

「会社としてもそうした取り組みを支援していきたい。 今後、若手たちに賃貸の店舗展開を任せるなど、さらに活躍の場を増やしていく予定です。 中堅社員たちも、管理など新たなフィールドで自らのスキルを高めてもらいたい。 一人ひとりが自分の立場に責任を持ち、周りの人に対して思いやりを持って行動すれば、間違いなく会社は良くなります。
みんなで会社を大きくしていきましょう。

熱意を持った若手と、会社の柱を支えるベテラン社員たち。
頼もしいスタッフと共に、アイネットはさらなる挑戦を続けていく。